大地の動きを示す大断層に位置するこの分杭峠は
大自然の中でゆったりと過ごすことが「癒し」につながるといわれるところ。
木陰で休んだり、遊歩道を散策したり・・・過ごし方は自由です。
緑に囲まれた自然のなかで心を開放する ゆるりとした時間をおたのしみください。



シャトルバスで向かう「分杭峠」
分杭峠(氣場)へ向かうには専用の分杭峠シャトルバスにお乗り換え。
林道をゆっくり走るバスの車窓からは緑あふれる風景が広がり、樹齢1500年を越えるといわれる桂の大木にも出会えます。窓を開ければ夏でもひんやりとした澄んだ空気を感じることができるでしょう。
また分杭峠の冬はたいへん厳しく、積雪、凍結のため完全閉鎖されます。分杭峠シャトルバスも例年11月後半から4月前半までの冬期期間は運休となります。



「分杭峠」とはどんな場所
分杭峠は伊那市長谷と下伊那郡大鹿村との境に位置しています。江戸時代は高遠藩に属し、「従是北高遠領」と刻まれた石柱(*1)が残され、かつての高遠藩の境であったことを今に伝えています。また、遠州秋葉神社への信仰の道「秋葉街道」としても知られ、当時は多くの旅人や里人が行きかう重要な街道でした。 *1:現在建っている石柱は昭和49年以降に建立されたものです

癒しのスポット「氣場」
分杭峠シャトルバスを降りて100mほど下った場所は「氣場」とよばれ、分杭峠の魅力のひとつ。階段状にベンチが設置されていて、緑豊かな自然のなかで過ごすことができる癒しのスポットです。
耳を澄ませば、鳥の声や風に揺れる木々の葉音も聞こえ、季節ごとに変化する緑や空の色、風の向きなど、自然そのものを満喫できる場所となっています。