分杭峠は、大地の動きを示す大断層に位置しており、峠から北の方角をみると、中央構造線という大断層に沿って直線的に侵食されてできた谷の眺望を見通すことができます。
伊那市長谷と大鹿村の境にもなっており、「従是北高遠領」と刻まれた石柱は、かつての高遠藩の境でもあったことを今に伝えています。また、火伏(ひぶせ)の神として知られる秋葉神社の信仰の道「秋葉街道」としても、この峠は利用されてきました。
バス乗降場から下へ降りていった場所(氣場と呼ばれるところ)は「パワースポット」とも言われています。この場所には、神社や仏閣もなく、巨木や巨石などの信仰の対象もありませんが、この場所で静かにゆったりと過ごすことが癒しになっているという声も聞きます。
付近を散策しながら、この場で静かに過ごしていると、何かを感じるという方もいらっしゃいます。木々の緑、空の色、風の向き、沢の音などを感じる人もいれば、手のひらや指先に「氣」を感じるという人もいます。みなさんは何が感じられるでしょうか。



