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☆伊那手打ちそばスタンプラリー開催中 詳しくは詳細ページをご覧ください。
(2020.11.21~2021.3.5) |
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荒井区内の萱は「信州そば発祥の地」の伝説を残し、秘伝の味「行者(ギョウジャ)そば」が今に伝えられています。
奈良時代の初め、修験道の開祖役小角は修業のため信州に入り、小黒川をさかのぼって駒ヶ岳を目指しました。
途中、内の萱で村人たちに温かくもてなされた役小角は、お礼として蕎麦の実を置いていきました。
村人たちはこのそばを大切に育て、信州全体に広めたのです。 |
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江戸時代の初め、高遠の殿様はことのほかそばが好きで「辛つゆ(大根おろしの汁に焼味噌を入れたつゆ)」で食べる内の萱の「行者そば」が大好物でした。それを聞いた近郷近在の人々は行者そばを食べようと内の萱におしかけ、大変な評判になってしまいました。 |
人々の求めに応じ切れなくなった内の萱では「西駒登山を修める者以外行者そばを食べることはできない」とし、
以後、行者そばは秘伝の味となりましたが、今ではいつでも内の萱で、また毎年 10月下旬に開かれる「行者そばまつり」で味わうことができます。 |
信州そば発祥の地・伊那市には手打ちそばのおいしい店が多く、各店に「辛つゆそば」「十割そば」があります。
一度ご賞味下さい。 |
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高遠そばは、町内の飲食店関係者でつくる「高遠そばの会」のメンバーを中心に復活されました。
行者そばと同様に、麺つゆに辛味大根のおろしと焼き味噌を混ぜた「辛つゆ」に麺をつけて食べる、
いわゆる「辛つゆそば」と言われています。「高遠そば」と書かれた青い幟のお店で食べることができます。 |
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信州そば発祥の地の由来
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山国、信濃の国は奈良時代、山岳信仰の高まりの中で修行の場として多くの山が霊山として開創されました。
修験道の開祖「役小角」は奈良の都から、東山道を経て信濃の国の最初の霊場を西駒ケ岳に求めました。この時、世話になったふもと、内の萱の里人に、一握りのそばの種を渡し、厳しい環境のもとでも収穫できる、そば栽培を教えたとされます。
伊那で収穫された「行者そば」の種は修行僧等の手によって、各地の霊山のふもとに広められたと伝えられ、今日の山岳信仰の強いところにそば処有りというゆえんとなっています。 |
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戦国時代後期頃から信州伊那地方ではそば切りが食べられており、高遠藩保科正之公は無類のそば好きであったと伝えられています。正之は1636年山形最上藩、1643年福島会津藩へ転封する時も、そば職人や穀屋などを連れて行きました。正之は高遠のお城の慣わしである客人に対するもてなし料理「辛つゆそば」をそば職人とともに奥州へ移したのです。のちの、四代将軍家綱の後見役として江戸に詰めた27年間にも好んで信州そばを食し、江戸中期以降に花開いた江戸のそば文化にも大きく影響しています。現在も残る山形の「寒ざらしそば」会津の「高遠そば」は信州そばの伝播の証であり、信州伊那から山形、会津へそして江戸へと大きく広がっていきました。 |
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入野谷(いりのや)在来種 復活プロジェクト
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「そば在来種」というものをご存じでしょうか?
その地で昔から育てられていた固有のそばの種(しゅ)のことをいいますが、固有種は収量が悪かったり、風に倒れやすかったり等といった短所があったため、品種改良がなされていきました。伊那にも昔は在来種がありましたが、戦後の食糧難を乗り切るために県の指導で収量の多い「信濃一号(しなのいちごう)」に切り替わっていき、いつしか在来種は忘れ去られ、失われていきました。
でも、地元のお年寄り衆が言うのです。「昔のそばはもっと小粒で味が濃くておいしかった」
そんな話を伺うたびに、どうにかこの地の固有種を復活させることはできないものか。・・・・・・・・・・ |
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かつてこの地域で作られていた伝説のそばを復活させる夢のプロジェクト。
奇跡のような軌跡
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*コロナ禍のため営業状態は変動する場合があります。あらかじめご了承ください。 |
店舗一覧(伊那エリア)
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伊那市内そば店一覧 |
店舗名 |
特長 |
住所 |
定休日 |
電話
(市外局番0265) |
HP |
名人亭 |
標高800m以上の伊那産原そばを使った
「石臼挽き十割そば」や「行者そば」が名物。そば打ち体験あり(予約制)。 |
伊那市西箕輪
3415 |
木曜日 |
74-1831 |
〇 |
栃の木 |
信州産のそば粉のみを使用し、つゆに使用する節も店内で削ってダシを取っています。十割そば(数量限定)や、京鴨のそばがおすすめです。 |
伊那市西春近(
かんてんぱぱガーデン内) |
水曜 |
78-4630 |
〇 |
角八 |
地元産のそば粉を石臼挽き、手打ちで提供。「天せいろ」が人気。
ご主人の海釣りの刺身も美味い。 |
伊那市
山寺八幡町1918-1 |
木曜 |
72-2601 |
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亀 |
飲食街に佇む居酒屋。そばつゆ味の起源、
焼き味噌で味わう「からつゆそば」が人気。 |
伊那市
坂下入舟3308 |
日曜
・祝日時々 |
72-2130 |
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こやぶ |
1973年創業の老舗そば専門店。
天ざる、ざる、もりがおすすめ。 |
伊那市
中央4498-6 |
火・水曜 |
72-0333 |
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竹聲庵
(ちくせいあん) |
地粉の石臼挽き、味が濃くて、
風味の強い田舎そばが味わえる。 |
伊那市
西箕輪与地6563 |
水曜 |
78-9966 |
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梅庵
(ばいあん) |
そばつゆに大根のしぼり汁を加えた「辛つゆ」、焼き味噌でいただく「行者そば」が名物。 |
伊那市
内の萱7088-2 |
水・木曜
(祝日の時 営業)
1.2月は不定休
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76-5534 |
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みのやさくら亭 |
伊那産そば粉を細打ちに仕上げたそばは薫り高い風味が楽しめる。
ミニソースかつ丼とのセットが人気。 |
伊那市
西箕輪6866-16 |
火曜
(祝日の場合
翌日) |
73-2253 |
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たんぽぽそば |
金土のみの営業ながら格安で手打ちそばが楽しめる。 |
伊那市美すず中県4854-1 |
日~木
(金土のみ営業) |
74-5158 |
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きし野 |
伊那・高遠そばの美味しさに魅了されて開業した蕎麦屋。
宿泊可能なキッチンで週二日営業。 |
伊那市東春近22-5 (赤石商店内) |
木~月
(火水のみ営業) |
090-9993-4622 |
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和 soba&cafe |
伊那市駅前で本格的な手打ちそばが味わえる。
旬の野菜で作るおふくろの味小鉢も人気。 |
伊那市荒井13 |
木曜日 |
ー |
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店舗一覧(高遠・長谷エリア)
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伊那市高遠・長谷地区内そば店一覧 |
店舗名 |
特長 |
住所 |
定休日 |
電話
(市外局番
0265) |
HP |
壱刻
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約120年前の土蔵を再生したそば処。
地元産そば粉と酒造りに使われていた湧き水
で打つ十数種類のそばから、
日替わりで1日3種類用意しています。 |
伊那市高遠町西高遠1696 |
水・木・金曜日
(12月中旬~3月
冬季休業) |
94-2221 |
〇 |
楽座 紅葉軒 |
郷土料理専門店。「高遠そば」「桜花丼」「さくらアイス」などさくら桜肉やさくらメニューも楽しめます。 |
伊那市高遠町小原305-1 |
不定休 |
94-2154 |
〇 |
みすゞ食堂 |
そばつゆに焼味噌を加えた「高遠そばと地元野菜の天ぷらセット」、「高遠そば」が人気。 |
伊那市高遠町西高遠1701 |
水曜
(不定休) |
94-2311 |
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入野家
(いりのや) |
焼き味噌の香り、大根の辛さが際立つ
渾身の「高遠そば」がおススメ。 |
伊那市高遠町西高遠1632 |
不定休 |
94-2018 |
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ますや |
「高遠そば」と粗挽き十割、二八のセット「合い盛り」がおすすめ。 |
伊那市高遠町東高遠1071 |
火曜
(1月・2月は不定休) |
94-5123 |
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華留運
(けるん) |
地元産原料にこだわり、辛味大根・焼味噌の他にクルミつゆで味わえる「高遠そば」が人気。 |
伊那市高遠町西高遠1621-1 |
水曜 |
94-4277 |
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兜庵 |
メニューは「十割手打ちざるそば」の
中盛と大盛のみ。 |
伊那市高遠町小原516-24 |
木曜
(観桜期は無休) |
94-2459 |
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土味の器
(つちあじの
うつわ) |
地元産のそば粉で打つ手打ち十割そばの専門店。日展作家の主人が造る陶器の器で提供しております。 |
伊那市高遠町西高遠1842-1
(JRバス高遠駅裏側) |
月・火曜 |
94-2306 |
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南無庵 |
古刹の座敷で手打ちそばが味わえる。おすすめは「ざるそば」、そば定食。 |
伊那市高遠町山室2010 |
火曜 |
94-3799 |
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杣蕎麦(そまそば) |
仙丈の麓の標高1000㍍近くにある。
蕎麦粉は自家を含め地元産のみを使用。
食感の異なるオヤマボクチをつなぎに使用した「おやまそば」もどうぞ。 |
伊那市長谷中尾1034 |
不定休 |
98-2755 |
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紅さくら |
女性オーナーならではの感性で作る四季折々の御膳料理と地元高遠産そば粉を使った高遠そばが人気。 |
伊那市高遠町東高遠1656-1 |
金曜
(不定休あり) |
94-5580 |
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店舗一覧(その他)
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伊那市外そば店一覧 |
店舗名 |
特長 |
住所 |
定休日 |
電話
(市外局番0265) |
HP |
風聲庵
(ふうせいあん) |
八ヶ岳連峰から諏訪湖までを一望でき、手打ちそばを味わえるそば処。
「五色彩り蕎麦」「高遠そば」がおすすめ。 |
茅野市
宮川字安国寺3372-24 |
12月~3月は冬季休業 |
0266-72-7211 |
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そばマップ
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麺街道
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岐阜県高山市から伊那市に至る国道361号は、国土交通省が提唱する日本風景街道にも認定されている、
風光明媚なドライブコースとしても人気があります。
その361号沿いには地域独自の食文化が根付いていて、高山ラーメン・よもぎうどん・うま辛王ラーメン・とうじそば・すんきそば・高遠そば・行者そば・ローメン等々、麺を中心にした郷土食が連なっています。
この独特な街道風情を醸し出している「山麓一(さんろくいち)の麺街道」として
多くの方に知っていただきたいと願っています。 |
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【高山ラーメン】~高山~
高山では高山ラーメンと言わず飛騨中華と呼んでいます。
麺は細打ちの縮れ麺、スープはしょうゆベース、具はメンマ、チャーシュー、ねぎがその特徴です。
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【よもぎうどん】~高山~
高山市朝日地区で村おこしとして特産品のよもぎを加工した商品を開発。そのひとつとして商品化されたのが元祖飛騨よもぎうどん。
道の駅「ひだ朝日村」の人気メニューです。
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【とうじそば】~木曽~
そばのしゃぶしゃぶとも言われる料理で、茹でておいたそばを「とうじカゴ」に入れ、油揚げ、長ネギ、椎茸などを煮たそばつゆにくぐらせていただきます。すんきを具にした「すんきとうじ」もお薦めです。
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【すんきそば】~木曽~
木曽地方の郷土食である「すんき漬け」を温かなそばに乗せたもの。すんきとはカブ菜を乳酸菌で発酵させた漬物で塩を一切使用していない。独特の酸味がクセになる一品です。
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【高遠そば・行者そば】~伊那~
高遠そばは、「辛つゆそば」と呼ばれるものが原形で、焼き味噌・辛味大根・ねぎで調味されたつゆが特徴。辛味大根には汁気が少なく辛味が非常に強い「高遠辛味大根」という固有の大根が使われます。
行者そばも辛つゆそばの系統で、駒ヶ岳で修業した役行者が伝えたということから名付けられています。
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【ローメン】~伊那~
昭和30年頃、蒸し麺と羊の肉を利用した新しい料理を考案したのが始まりで、最初はチャーローメンと呼ばれました。食べるとクセになるローメンは、焼きそば風とスープ風があり各店オリジナルの味が楽しめます。
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【お問い合わせ先】
山麓一の麺街道フェスタ実行委員会
伊那市役所商工観光部 観光課内 TEL 0265-78-4111㈹
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